The Graphic Exhibition 2019

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「鉛筆の現象学」

人間は字や絵をかくことで社会や世界を創造する。誰もが小学生のときに初めて鉛筆を手に文字を書くことを覚える、それが人生における筆記行為の原点だと考えると鉛筆は偉大だ。私は日常的であるながらあまり日の目を見ない鉛筆に注目し、ペンでもなくパソコンでもなく「鉛筆で書く」という事象についてを研究した。たった1本のちっぽけな鉛筆が、この1冊を手にとったあなたの考え方を広げるきっかけになれば幸いである。

Suzuki Fumino

4年間一からデザインに向き合い、社会や世界に対する視野が拡がった。視野を拡げ様々なことにアンテナをたて挑戦し経験し考えたことが、日々のデザイン製作に還元して、より自分のデザインが拡がった。気がする。

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「PENCIL」

鉛筆という製品としての側面を研究し、本を製作した。一冊を通して工業的な面から概念的な面へと広がっていく構造を持つ。挿絵を実際に手書きすることで鉛筆の本質を追求している。本作品は卒業制作を作るきっかけとなったものである。

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「若者と高齢者の人口比較」

若者と高齢者の人口比較とその推移を表すインフォメーショングラフィックス。少子高齢化社会を誰にでも伝わるようなカタチにし、社会が抱える課題に対して人々が意識を持つきっかけになればという気持ちで製作した。デザインには世の中のわかりにくいことをわかりやすくする力があることを強く感じた経験だった。