
「私のPhone体」
スマホには持ち主に関する膨大な情報が蓄積された物体です。手元にきた瞬間から“自分用”にカスタマイズされ、所有してから時間が経てば、同じ機種端末同士でも他人の端末とは全くの別物。あなたがどんな人で、何が好きで、嫌いで、どんな生活環境か。過去や現在、今後の予定という未来まで、スマホはあなたを知っています。もしかするとあなた以上に。これは、そんな「第二の自分」とも呼べるスマホを介したポートレートです。
この4年間で私が拡げたものは、自分の世界です。身近な所だけでなく、国内でも海外でも行ったことのない土地にたくさん訪れ、様々な人やモノと出会い、これまでの自分の世界を拡げて拡げて、拡げまくりました。
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「NIPPON IRO -kyoto-」
2年次の夏に旅行した京都の記録を、色見本カードとして編集・制作しました。初めて訪れた京都で他の土地とは色が違うと感じ、旅行中は色を感じるたびに写真におさめていました。旅から戻ったのち、日本の伝統色とともに京都を感じることのできるよう、撮影した写真を表面に、日本の伝統色の色見本を裏面に載せた色見本カードを制作しました。日本を旅するたびに、それぞれの土地でこのカードを制作していきたいです。

「BLOODY PARTY」
ドラキュラ伯爵が血を分け与えて貰うためにパーティーを開催するという内容の献血イベント企画です。年々減り続ける若年の献血協力者を増加させ、日本の血液不足を解決できないかと考え、献血の抱える課題を見つめ直し解決策を生み出しました。献血をするにあたって、誰もが抱く注射針への恐怖というマイナスを、恐怖をも楽しむハロウィンのイベントとしてプラスに変換しました。